広がるFacebook不安とVERO、MeWeにみる新たなSNSの台頭
新たなSNSの台頭〜Veroとは・MeWeとは〜 現在、世界最大のユーザー数を誇るFacebook、デイリーアクティブ利用者数は16億2000万人、月間アクティブ利用者数は24億5000万人にも上ります(2019年9月時点)。依然として、最も頻繁に利用されているソーシャルネットワーキングサービスである一方で、近年、アンチFacebookを自認したり、Facebookに対抗するようなアプリが急速にユーザー数を獲得しています。今回はそのうち2つを取り上げ、特徴的な機能や収益体系について考察していきます。 目次: 加速するFacebook離れ VERO MeWe まとめ 加速するFacebook離れ 現在、アメリカでは若年層を中心にFacebook離れが加速しています。12-34歳の年齢層では2017年~2019年までの間で79%から62%まで減少し、人口でいうと、この期間で1700万人減少しているのです。下記グラフから、35歳~54歳が横ばいで、55歳以上が微増である一方、若者のユーザー数の減少が顕著であることが分かるでしょう。 ■参考:Is Facebook Becoming Social Media’s Retirement Home? 考えられる原因として独スタティスタ社は 10代の若者が両親や祖父母のような異なる年齢層からの友達リクエストに不満を持っていること Facebook社の個人情報漏洩や個人データ不正利用問題で信頼が失われたこと SnapChatやInstagramのようなより簡素で個人データの収集が少ない他プラットフォームの出現 を挙げています。 個人情報漏洩と言えば、2016年の米大統領選挙で起きた、ケンブリッジ・アナリティカによる最大8700万人のFacebook上の個人データ不正収集疑惑が記憶に新しいと思います。 VERO 『VERO』は2015年にリリースされたアプリで、広告なし・アルゴリズムなし・データマイニングなしを掲げ、「True Social」をスローガンにしています。 2018年に爆発的にユーザー数が増えて、世界的にも注目を集めました。ユーザー数は年々増加傾向にあり、日本ではまだ知名度は低いものの、登録者数は500万人を超えています ■参考:Google Trends 2018年頃の爆発的増加が、Facebookの個人データ漏洩と無関係とは言えないかもしれないですね。(2018年2月頃 Facebookデータの不正共有疑惑問題勃発) 特徴的な機能 投稿項目が6つあること、投稿の公開範囲をカスタマイズできることが挙げれらます。ネットではFacebookやInstagram、Google+のいいとこ取りのアプリとしても捉えられているようです。 ・投稿項目が6つ VEROの投稿項目は写真・リンク・音楽・映画・本・場所と細分化されています。 コンテンツが分かれていることで、ユーザーは求めるコンテンツを探しやすくなり、また投稿主もターゲット層を狙いやすくなるという設計になっています。UIはスタイリッシュでデザイン性にかなり優れています。画質もInstagramより良いことからVEROを利用する海外クリエイターも多いそうです。 ・投稿範囲をカスタマイズ 投稿の公開範囲は親しい友達・友達・知り合い・プライベートに分けられていて、投稿の都度設定することができます。友達はそれぞれのカテゴリーに属するように振り分けることができます。 サブスクリプション体系 VEROは広告収入ではなく、サブスクリプション体系、ユーザー側からの課金するビジネスモデルをとっています。その代わりに個人データを広告利用や転用はしないというスタンスです。当初は最初の100万人の登録者は「生涯使用料無料」でそれ以降は有料としていましたが、急激なユーザー数増加等に伴い、「生涯使用料無料」を現在延長している状態です。 We made our business model subscription-based so we could be […]