オンラインコンサルティングとその業務形態を調査
利用者の悩みや問題を聴き、解決のためのアドバイスを行う仕事はすでに存在しています。ですが今回の新型コロナウイルスの影響によりそれらのサービスはオンラインへとシフトチェンジしていっており、需要も増加しています。オンラインコンサルティングサービス「cotree」が実施したアンケートでは、コロナ自粛の始まった2020年3月の利用者数が前月比で3割の増加となっています。 ■参考:日本経済新聞 今後より重要になっていくであろう、オンラインでのコンサルティング、カウンセリングサービスについて利用シーンのジャンル別にまとめていきます。 目次: 仕事面でのサービス プライベート面でのサービス カウンセリング、コンサルティングにおけるオンラインの強み まとめ 1.仕事面でのサービス 利用するシーンが仕事、ビジネスならば、コンサルティングや転職相談等のキャリアアドバイスがあります。 ジョブクル転職 ジョブクル転職は、転職エージェントと求人サイトを混合したコンテンツを運営するサービス。スマホのアプリですべてが完結するという手軽さを強みとしています。隙間時間を有効活用して転職活動を進められるようなコンテンツというのは、ユーザーにとってかなりありがたいものでしょう。 求職者がアドバイザーや企業とのやり取りを行うのは、すべてチャット形式。仕事と同時並行で転職活動を行うユーザーがサービスを利用しやすい仕様にしています。企業との面談直前までの過程をスマホ一つで完結させることが出来ます。 企業側には初期費用なし、一人の採用につき70万円という完全成果報酬制を採用していますが、求職者側は完全無料にて利用が行えます。 ビザスク ビザスクは、「世界中の知見を繋ぐ」をモットーとしてスポットコンサルをマッチングさせるプラットフォーム。Great Place to Work® Institute Japan の主催する2020 年度版「働き甲斐のある会社」ランキングにてベストカンパニーを受賞したこともあり、実績のあるサービスとなっています。 相談形式は基本的に自由となっています。対面でも相談を行えますが、Zoom、Skype などのオンラインサービスを使っての相談も可能です。 そんなビザスクのおおきな特徴の一つは、サービスの体系にあると言えるでしょう。セルフマッチングによりアドバイザーを探す「ビザスクlite」、専任スタッフによるフルサポートを受けられる「ビザスク」があり、二つのプランの間で様々に差があります。 初めに、「ビザスクlite」を紹介。 こちらのサービスは至ってシンプルなもの。スタッフなどを介さずに直接アドバイザーと連絡を取り、面談まですべての工程を簡潔におこなうことが出来ます。料金は5000 円からとなっており、よりスピードを重視したユーザー向きのプランと言えるでしょう。 続いて、こちらは「ビザスク」。 Lite の二倍の数のアドバイザー(約10 万人)から、自らの相談内容に合ったアドバイザーを専任スタッフがおおよそ二営業日で候補者リストを提示してくれる為、lite より精度の高いコンサルティングを受けることが出来ると言えます。料金は50000 円からとなっています。 2.プライベート面でのサービス 仕事面でのコンサルティングサービスを取り上げましたが、オンラインでのこういったサービスはプライベート面でも需要は高いでしょう。 Cotree Cotreeは2014年10月にリリースされたオンラインカウンセリングプラットフォーム。「やさしさでつながる社会を作る」をモットーに、カウンセラーとユーザーの繋がりを作るものとなっています。 先ほど述べたように、Cotreeは総合的にカウンセリングを受けられるサービス。資格取得についてや子育てなどについても専門的なカウンセラーが登録されています。また、カウンセリングにはどうしても自分に合ったカウンセラーとマッチしないことが有る事から、cotreeではユーザーの性格タイプと相談内容をチェックする診断を設けています。 Cotreeでは、「話す」カウンセリングと「書く」カウンセリングの二通りで料金体系が違います。 前者の「話す」カウンセリングは料金は1回45分で5000円となっており、ZoomやSkype等オンライン上で広く使用されているサービスを自由に使って行われます。 後者の「書く」カウンセリングとは、チャットやメッセージによって行う相談形式のこと。Cotree内の専用チャットフォームによってやり取りが行われており、二週間で8000円という料金体系になっています。先ほど対人恐怖症などを患う人にとってオンラインカウンセリングはより便利であると述べましたが、メッセージであればそういった人にもかなり利用がしやすいでしょう。 […]