化粧品EC市場は今後成長していくのか? 〜日韓のコスメ口コミアプリを比較してみた〜
現在、日常生活で使用するものをネットで購入することが主流になってきました。 しかし、経済産業省の調査によると、化粧品業界のオンライン購入率は約6%と未成熟な市場であるという実態があります。 新型コロナウイルスの流行による外出自粛を機に化粧品EC市場に追い風が吹いるようです。 2020年5月末、NOINより行われた、『外出自粛前後における化粧品購入に関しての意識調査』によると、自粛期間中の化粧品オンライン購入率は64%となりました。 都内に店舗を持つ様々な有名コスメブランドでは、ECからの購入でも送料が無料となるキャンペーンを実施し、化粧品購入のオンライン化を促進しています。 今後、化粧品ECの利用者は増えていくのではないかと予測されます。 今回は化粧品を購入する際の情報収集には欠かせない、日本・韓国の化粧品口コミアプリを調査してみました。 ■参考:経済産業省「平成 30 年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査) ■参考:PRTIMES 【意識調査】自粛明けも98%が化粧品のオンライン購入を希望、外出自粛期間前後の化粧品購入に関する意識調査レポートを公開 2020.6.11. 目次: @COSME NOIN LIPS 日本の三大コスメアプリを利用していて思うこと 회해(ファフェ) <회해(ファフェ)の考察> <総括> 日本の三大コスメ口コミアプリを紹介 @COSME 参考画像:APPSTOR 口コミ数が1500万件を突破している、口コミに強いアプリ。 @COSMEがコスメ情報ポータルサイトをオープンしたのは1999年12月。 歴史が長いため、信頼感を抱いている人が多く、利用者層も幅広い。 基本的には無料で利用できるが、プレミアム会員になると使える機能が増える。 @COSMEの強み 実店舗である、@COSMEストアが存在する。 ■参考:@COSMETOKYO 公式ホームページ 国内の繁華街、香港・タイを含み30店舗以上出店しています。2020年1月10日には@cosme史上初となるフラッグシップショップ「@COSMETOKYO」を原宿駅前にオープンしました。@COSMETOKYOは3フロア・400坪もの売り場で構成されています。 @COSMEで評価が高い商品や売れている商品のテスターを使うことができるTESTER BAR、センサーに肌を当てるだけでセルフで肌診断ができるなど、最新技術を駆使し、化粧品の販売に止まらない体験型のストアとなっています。 また、三階は@COSMEのアプリユーザー限定のラウンジとなっており、ユーザー限定のイベントや酸素ボックスを体験することができます。 @COSMEの口コミランキングで殿堂入りした商品には殿堂入りのシールが貼られており、この受賞マークがついた商品をドラックストアでもよく見かけます。 ■参考画像:APAGARD公式ホームページ また、現在詳細は公開されていませんが、2016年時点では賞を受賞した化粧品に殿堂入りマークをつけて販売するには、販売会社側が@COSMEからロゴデータを購入しなければ利用できないようです。 購入してまで受賞マークを利用して宣伝したい会社が多いということは、殿堂入りマークはそれだけ信頼が厚く、販売促進にも繋がっているのではないでしょうか。 @COSMEでランキングに入賞することは販売会社にとっても大きな価値があると言えます。 ■参考:@COSMEデータサービス NOIN 参考画像:APPSTORE […]