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2019年2月27日

新規事業のシステム開発を進める手順とは

新規事業の方針やビジネスモデルが決まっていても、システム開発の手順を間違えると、想定以上にプロダクトリリースまでに時間がかかってしまったり、予算を使いすぎてしまったりする危険性があります。

今回は新規事業をこれから立ち上げる方が知っておくべき、システム開発の手順について解説します。

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開発するシステムのコアバリューを定義する

新規事業を立ち上げるにあたっては、中長期的にどのようなビジネスとして発展させていくかを考えることはとても重要ですが、システム開発にあたっては「最低限の価値をシンプルに開発」することが大事なポイントになります。

そのため、最初のステップは「顧客が何に価値を感じるか」を明確にし、スモールスタートで開発を進めていきます。以下の項目がシンプルに定義されていることが必要です。

  • 顧客(ターゲット)は誰か
  • システムによって解決する顧客の課題は何か
  • 課題を解決するための最も重要な提供価値は何か

コアバリューの定義にあたっては「バリュープロポジションキャンバス」などのフレームワークを利用するのも一つの手法です。

顧客に価値を感じさせるための最低限の機能を見極める

Young businessmen and partnership holding a pen pointing the graph to analyze the marketing plan with calculater and laptop computer on wood desk in office.

事業創生のための資金や人手が十分に備わっていれば問題ないのですが、そういったケースは珍しく、多くの場合は限られた予算や少数精鋭のチームで進めることになります。そのため、システム開発においても「最低限の機能」を見極め、出来るだけ早くビジネスモデルの検証を行うことが理想です。ステップ1で確認したコアバリューを生み出すために、最低限の機能を見極めます。「どのような機能が必要最低限なのか」についてはある程度、技術に対する知識や開発ノウハウが必要です。
 
エンジニアや技術者がいない、または少ないチームであれば外部のシステム開発会社に相談するのがよいでしょう。

開発にかかる大まかな予算を把握し、確保する

スモールスタートするための開発要件が固まれば、いよいよ開発予算を計算し、予算獲得に移ります。予算については開発会社に見積もりを依頼するのが良いでしょう。開発するシステムにもよりますが、大まかに以下の要因によって価格が変動します。

  • 技術の新規性・高度さ(どの程度難しい技術を必要とするのか)
  • 内部(自社)でどこまで行い、外部(開発会社)にどこまで依頼するのか
  • 外部企業の工数をどの程度必要とするのか

また外部の開発企業を選択するにあたっては一つ注意すべきことがあります。それは「自社で決めた要件をそのまま開発するだけの企業に頼むのではなく、要件から一緒に考えてくれる企業を選ぶ」ことです。新規事業の場合、得てして「自社で決めた要件を受託会社に依頼する」形をとりがちですが、日々技術が進化する昨今では、同じ機能をより簡易的に実装する方法が開発され続けています。そのため、事業のコアバリューを理解し、必要な機能や開発手順まで相談にのってくれるパートナーを見つけることが事業の成功にとっては不可欠です。
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外部の開発リソースも活用しながら、開発を進める

ステップ3で予算の確保に成功すれば、すべてを自社で開発する必要はありません。開発要件や機能開発手順からサポートしてくれるパートナーを見つけ、業務を依頼することでより効率的に、よりスピーディーにプロダクト開発を進めることができます。
 
今回ご紹介した「システム開発手順について」は基本的な流れを解説していますが、もちろんビジネスモデルや既存事業との連携状況などによって、手順が異なることも多々あります。新規事業においては既存の形にとらわれず、柔軟に進行することも重要ですが、基本は抑えておいたほうが良いでしょう。これから新規事業を推進される方のお役に立てれば幸いです。

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オプスイン編集部
オプスイン編集部
東京都のwebアプリ、スマートフォンアプリ開発会社、オプスインのメディア編集部です。
・これまで大手企業様からスタートアップ企業様の新規事業開発に従事
・経験豊富な優秀なエンジニアが多く在籍
・強みはサービス開発(初期開発からリリース、グロースフェーズを経て、バイアウトするところまで支援実績有り)
これまでの開発の知見を元に、多くのサービスが成功するように、記事を発信して参ります。

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