クラウドネイティブアプリケーション開発の最新トレンド10選
クラウドネイティブアプリケーション開発は、最新の技術やベストプラクティスを活用して、クラウド環境に最適化されたアプリケーションを構築するアプローチです。
本記事ではこの分野の最新トレンド10選を説明します。
2024年6月28日
クラウドネイティブアプリケーション開発の最新トレンド10選
クラウドネイティブアプリケーション開発は、最新の技術やベストプラクティスを活用して、クラウド環境に最適化されたアプリケーションを構築するアプローチです。
本記事ではこの分野の最新トレンド10選を説明します。
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2024年6月6日
マイクロサービスアーキテクチャの6つの導入方法とベストプラクティス
マイクロサービスアーキテクチャはソフトウェア開発において広く採用されるようになった設計手法の一つです。
これは、単一の大規模なモノリシックアプリケーションを独立してデプロイ可能な小さなサービスに分割することで、柔軟性やスケーラビリティを向上させることを目的としています。
本記事では、マイクロサービスアーキテクチャの導入方法と、成功するためのベストプラクティスについて説明します。
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韓国の Z 世代に人気!?ハンドメイド販売アプリ idus を紹介
はじめに 手作りの商品を売りたい出店者と買いたい購入者をつなげるハンドメイドマーケット市場は私たちの生活の中でも広く浸透してきました。 日本のアプリといえば、minnne や Creema が有名ですね。 ■参考画像:APPSTORE これらのアプリでは、実店舗をオープンするなど、アプリ内に留まらないサービスを展開しています。 例えば、 世田谷ものつくり学校にある minnne ラボでは minnne を利用している 作家さん向けのワークショップや、誰でも気軽に立ち寄ることのできる minnne のアトリエで 様々な作家さんの作品を展示しています。 ■参考画像:GMOペパボ minne通信「minneのアトリエ 」おすすめの活用方法をご紹介 このようなハンドメイドアプリが韓国にも存在します。今回の記事では 韓国で利用されているハンドメイド販売アプリidusをご紹介します。 目次: idus(アイディオス)とは アプリの機能 idus の特徴 <まとめ> idus(アイディオス)とは ■参考画像:APPSTORE 2014 年 6 月にサービスを開始し、累積取引額は 2020 年 6 月、302 億円に達成しました。 アプリのダウンロー ド数は 470 万人、MAU は 165 万人。 出店基準が日本のハンドメイドアプリよりも厳しく、手数料も高めです。(手数料の公開は禁止されている) 日本の minnne のように誰でも気軽に出店できるわけではないが、韓国版 […]
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韓国で利用されている料理アプリ
はじめに こんにちは。今回の記事では韓国で利用されている料理アプリをご紹介します。 日本の料理アプリではクックパッドやクラシルが定番でしょうか。 クックパッドには現在 335 万ものレシピが掲載されていますし、検索エンジンでレシピを検索するとクックパッドのレシピがよくヒットします。 クラシルは 2016 年始まったレシピ動画サービスで、1 分程度のレシピ動画を配信しています。現在 クラシルのインスタグラムのフォロワーは 309 万人を突破しているほどの人気です。 クラシルのアプリ内ではレシピから一週間の献立を立てられる機能や近所のチラシを登録できる 機能があるなど、主婦さんに嬉しい機能が増えています。 料理アプリと一括りにしても韓国と日本では違った機能が見受けられました。 今回は数ある料理アプリの中でもそれぞれ特徴的な機能のあった、만개의 레시피(満開のレシピ)、해먹( 作って食べる)、아내의 식탁( 妻の食卓)の三つのアプリをご紹介します。 参考画像:APPSTORE ■参考資料:COOKPAD 目次: 만개의 레시피(満開のレシピ) 해먹( 作って食べる) 아내의 식탁( 妻の食卓) <まとめ> 만개의 레시피(満開のレシピ) 参考画像:APPSTORE 2020年7月時点で総レシピ数は14万件、公式ホームページの月間訪問者数は500万人を超える。 韓国国内の料理アプリの中でも特に有名で、累計ダウンロード数は700万を突破した。 ■参考資料:만개의 레시피公式サイト <基本的な機能> ・レシピの検索 ・ショッピング ・料理トーク(タイムラインのようになっていて自由に投稿ができる) ・イベント(プレゼントキャンペーンや特集) ・ブランド紹介(食品ブランドごとのレシピがまとまっている) ・シェフランキング ・レシピランキング 日本で利用されている料理アプリとはかなり機能の幅が違う印象を受けます。 それぞれの機能を詳しく見てみます。 レシピの記載方法は日本と似ている 参考画像:만개의 […]
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ユーザーの心を掴む韓国の家具 EC アプリ오늘의집(今日の家)
コロナウイルスの流行により、家にいる時間が増え、断捨離やお部屋の模様替えをされた方も多いのではないでしょうか。 日本ではあまり聴き慣れない家具ECアプリですが、韓国では家具ECアプリ、오늘의집(今日の家)のダウンロード数が 2020 年 4 月に 1000 万件を突破するなど年々人気が出てきています。 오늘의집(今日の家)のユーザー層を見てみると、40・30・20代の女性に人気で、幅広い世代に利用されています。 現在日本の若者女性の間で流行している「韓国風ルーム」と韓国でのインテリアブームを踏まえ、오늘의집(今日の家)の人気の秘密を探ってみました。 なお、記事を書くにあたり、オプスインでインターンをしている大学生の意見を参考にしました。 ■参考:AppApeLab. 새로운 인테리어 소비 트렌드의 중심! ‘오늘의집’ 2019.8.15 目次: 韓国女子のお洒落部屋が日本で流行 오늘의집(今日の家) <考察> 韓国女子のお洒落部屋が日本で流行 最近、若者女性の間で自分の部屋や一人暮らしのワンルームを韓国女子のお洒落部屋風にレイアウトするのが流行しています。 実際、インスタグラムにはお部屋のレイアウトを紹介するアカウントや、韓国のインテリア雑貨を購入できるアカウントも存在します。 https://www.instagram.com/p/CBpnc-Ah-ST/?utm_source=ig_web_copy_link 韓国では2018年ごろからセルフインテリアブームが起こっており、日本もこのブームに続いているようです。 日本でインテリアを購入する際には特集アカウントのインスタグラムから買うか、部屋を紹介している人の投稿を参考に様々な EC サイト(Amazon や楽天、メルカリなど)からインテリアや小物を集めます。 韓国風ルームの流行の先駆けとなったlittlerooms のアカウントでは、公式サイトで韓国のインテリアを販売しています。 韓国での온라인 집들이( オンライン家々)の流行 韓国で온라인 집들이( オンライン家々)がミレニアム世代の間で流行しているようです。 インスタグラムの#온라인 집들이( オンライン家々)には 19 万件を超える投稿があります。 온라인 집들이( オンライン家々)の語源は집들이(チブドゥリ) […]
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韓国で利用されている美容整形口コミアプリ
近年、整形外科のCMがテレビで流れていたり、芸能人が整形を告白するなど、美容整形が私たちの生活により身近になってきていると感じます。 PRTIMESが行った「美容整形経験者600人へのアンケート」によると65%もの人がクリニック選びに後悔していると回答しました。 美容医療のサービスの不安感としては「十分なカウンセリングをしてもらえなかった」「広告の金額と異なり、高額になった」と言った理由が上がっています。 日本にはトリビューやルクモといった整形口コミアプリが存在しています。 同アンケートの「美容整形に関する参考情報元」によるとテレビ番組やクリニックのホームページ、インターネットブログを参考にする人が多く整形口コミアプリはあまり利用されていません。 比較に便利な整形アプリですがまだまだ普及していないのが現状です。 整形大国とも言われる韓国では整形の技術も進んでおり、日本人でも韓国に行き整形をする人が増えています。 多くの整形外科が存在する韓国ではどのような整形口コミアプリが使われているのでしょうか。 韓国の二大整形口コミアプリ、강남언니 (カンナムオンニ)と바비톡(バビトーク)を調査しました。 目次: 강남언니 カンナムオンニ 바비톡(バビトーク) <まとめ> 강남언니 カンナムオンニ 参考画像:APPSTORE 日韓で利用されている整形アプリ。 登録クリニック数は韓国全国で1700箇所以上。 男女に利用されていて、20代の利用率が高い。 ■参考:brunch 「의사가 만든 성형 앱? ‘강남언니’유저 데이터 분석」 <カンナムオンニの特徴> ・日本語に対応しており自動翻訳機によりチャットでカウンセリング、予約ができる。 (現地の日本語対応クリニックも数多く掲載されているため、韓国で整形を使いたい日本人にとって使いやすい) ・韓国の整形外科だけでなく、日本の整形外科も掲載されている。 ・レビューは目・鼻・輪郭などの部位ごとに分けられている。 ・雑談コーナーでは、整形についてのちょっとした相談やカウンセリングのレポートを見ることが出来る。 ・検索機能では病院から検索する方法とドクターから検索する方法があり、病院やドクターが得意としている部位から絞り込むことが出来る。 ・トレンドに合わせて割引企画が組まれている。 ・割引企画ではカウンセリング申請者の数を見ることが出来るため、人気度がわかる。 ・経験者の整形のビフォーアフターをみることができ、 スワイプすると写真が変化する仕組み。 参考画像:カンナムオンニ 바비톡(バビトーク) 参考画像:APPSTORE 累計ダウンロード数300万件を超えている整形口コミアプリ。 韓国語でしか使うことが出来ない。 <바비톡(バビトーク)の特徴> ・基本的な機能はカンナムオンニと同じ ・コメディアンの박나래(パクナレ)がアプリのモデルを務めている。 ・1分ドクターというコンテンツがあり医者が1分間の動画で利用者からのQ&A […]
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韓国の出前アプリと日本の出前アプリの比較
最近、街中で UberEats の自転車や出前館のバイクをよく見かけるようになりました。 フードデリバリーサービスの需要 が増えている今、コロナウイルスの流行による外出自粛要請がさらに拍車をかけるのではないかと思われます。 先日、 LINE が出前館に 300 億円出資したことも話題になりました。 今後、出前サービスアプリはもっと進化していくのではな いかと考えています。 昔から出前文化が根付いている韓国では、出前アプリの競争も激しく、革新的な出前アプリが存 在しています。 その中でも、累積ダウンロード数 4000 万回を突破した出前アプリ 「배달의민족(ペダルの民族)」 ではどの ようなサービスが行われているのか日本の出前アプリと比較しました。 ■参考:비즈니스 with Business Watch [배달앱 열풍]①”우리가 어떤 민족입니까?”2019.10.28. 目次: UberEats 出前館 韓国で流通している出前アプリ「배달의민족(ペダルの民族)」 ペダルの民族を利用した宅飲み <結論> UberEats 画像出典:APPSTORE 2019 年時点で国内利用者数は 80 万人。2016年9月に日本に上陸したアメリカ発のフードデリバリーサービスアプリ。 利用できる地域は限られていますが、利用者数の伸び率は二年間で約8.7倍と出前アプリの中では出前館と並んで人気があります。 ■参考:日本 「出前館」「Uber Eats」利用者数(万人, 2016-2018) 画像出典:UberEats <UberEats の仕組み> ・配送先の住所を設定すると付近で UberEats に登録されているお店が表示される。 ・カテゴリーごとや価格帯での検索も可能。 ・出店者側が UberEats に売上総額の […]
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2018年12月10日
アプリ開発会社を選ぶポイントは?ランキングで決めるべきか?
企業で独自アプリを作る方法には、自社開発と外注の2通りがあります。自社でのエンジニア採用が難しい場合や、アプリの精度にこだわりたい場合は、外注するのも一つの手です。外注したアプリが成功するかどうかは、開発会社選びにかかっているといっても過言ではありません。企業でアプリの開発担当者となったら、手始めに開発会社のランキングをチェックしてみる人も多いのではないでしょうか。しかし、ランキング結果をそのまま「うのみ」にするのはおすすめできません。 ここでは、アプリの開発会社を選ぶときのポイントについて、わかりやすく解説します。 目次: ランキングはどれくらい参考にしたほうがいいのか? iPhoneやAndroidの開発実績はどうか? 開発会社の強みは何か?どんな特徴を持っているか? 費用はどれくらいかかるか?見積もりを取る 開発に関する相談ができるか比較してみる ランキングはどれくらい参考にしたほうがいいのか? アプリ開発会社のランキングといっても、その順位を決める基準はさまざまです。売上額が指標になることが多いものの、ダウンロード数や開発実績数などをベースにしたランキングもみられます。開発会社を探している人にとって、ランキングは費用の目安や一般的な作業の流れ、アプリの傾向などを知るには役立つでしょう。アプリ開発会社の数は大変多く、その実態も一様ではありません。エンジニアやデザイナーなどを多数雇用している会社もあれば、個人事業主としてアプリ開発に携わっている人もいます。信用に足る開発会社を探すためには、料金体系や実績の有無、スタッフの充実度や対応の良さなどについて、しっかりチェックしなくてはなりません。ランキングの上位を占める企業は、こうしたポイントをある程度クリアしていると考えて良いでしょう。 とはいえ、アプリの種類は非常にバリエーション豊富です。おなじみのゲーム系や情報提供系アプリをはじめとして、企業向けの管理アプリや販促用アプリ等に至るまで多様なジャンルが存在します。このような広範囲のジャンルを、すべてカバーできるアプリ開発会社は多くありません。アプリ開発会社には、特定の得意分野があるのが一般的です。そのため、いくらランキングの上位に入る開発会社だとしても、自社のニーズにマッチしているとは限りません。ランキング結果だけにとらわれるのではなく、さまざまな要素を勘案して外注する会社を決めることが大切です。 iPhoneやAndroidの開発実績はどうか? スマートフォンやタブレットには大きく分けて、iPhoneとAndroidの2種類があります。 この2つは、アプリのベースとなる仕組み(Operating System/OS)が違います。そのため、アプリ開発に当たっては、どちらか一方あるいは両方のシステムを作る必要があるのです。日本人にはiPhoneユーザーが少なくありません。しかし、Android端末のほうが安価な傾向がみられるため、若者をはじめとした低価格の機種を求める層に人気です。iPhoneとAndroidのアプリ開発は、どちらも基本的な流れは同じです。ただし、それぞれに特徴があり、開発には専門的な知識が欠かせません。とくに、Androidは普及しているバージョンや機種の種類が非常に多いので、それらの端末で問題なく動くアプリを作るのは容易ではありません。 また、アプリは開発後、専用のストアに登録する必要があります。iPhoneのアプリはAppleの「App Store」に、AndroidアプリはGoogleの「Google Play Store」に登録申請を行います。iPhoneの場合、登録前の審査が厳しく時間もかかるため、リリース時期に間に合わせるためには、余裕を持って開発を終わらせる必要があるでしょう。アプリ開発会社を選ぶ際には、iPhoneとAndroidの開発に対応しているのはもちろんのこと、最新の技術を活用できるかどうかについてもチェックすることが大切です。その会社が最近実際に開発したアプリについて、調べておくと参考になります。また、iPhoneとAndroidのそれぞれの開発に、どれくらいの費用と期間がかかるのかについても、明確にしておきましょう。当然ながら、どちらか一方のアプリを作るよりも、両方のアプリを作るほうが費用と期間がかかります。しかし、カバーできる利用者の範囲は広がるでしょう。自社のアプリがターゲットにする利用者像を明確にしてから、開発を進めることが大切です。 開発会社の強みは何か?どんな特徴を持っているか? アプリ開発というと、プログラムを作るプログラマーやシステムエンジニアを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、アプリを成功させるには、デザイン性も重要です。売り上げにつながるような魅力あるインターフェイスを作るためには、優秀なデザイナーが欠かせません。また、アプリを普及させるためのマーケティング戦略も考えなくてはなりません。アプリ開発には、さまざまな専門分野を持ったスタッフが関わっているのです。そのため、開発会社がどの分野に特化しているのかを、見極める必要があるでしょう。 プロジェクトに関わるスタッフは、開発会社の社員だけとは限りません。国内に限らず海外のエンジニアやフリーランスなどといった、専門性の高いスタッフを柔軟に活用している会社も存在します。すなわち、雇用形態を問わずにプロフェッショナルなチーム体制を取っているかどうかが、ポイントになってくるでしょう。抱えているスタッフや開発体制によって、会社の強みは変わってきます。得意なジャンルや特徴をしっかり精査して、自社のニーズに合っているかどうかを検討しましょう。 ところが、アプリ開発の会社選びをしている段階では、ニーズそのものがばく然としていることも少なくありません。そんなときでも、そのジャンルに豊富な実績がある開発会社なら、依頼者のアイデアを形にするためのアドバイスができるでしょう。アプリ開発会社のなかには、システム開発だけではなく積極的なコンサルテーションを提供する会社も増えています。 費用はどれくらいかかるか?見積もりを取る ニーズにマッチしそうな開発会社を見つけたら、正式に依頼する前に見積もりを出してもらう流れになるでしょう。実際には、アプリ開発会社を決めるのに、上司や知人からの紹介が決め手になることも少なくありません。しかし、こうしたルートで開発を外注すると要求が出しにくくなって、ニーズを満たすアプリを作るのが難しくなることがあります。アプリ開発を成功させたいなら、複数の開発会社から見積もりを取るのは基本中の基本です。 費用の問題は、後でトラブルになりやすいポイントの1つです。予算内でカバーできる内容や、変更点が出てきたときの対応などを、契約前にしっかり確認しておきましょう。アプリ開発のスキルは日進月歩で進化しており、消費者ニーズの移り変わりも非常に早くなっています。これに対応するため、アプリの開発中に変更点や修正点が出てくるのは珍しいことではありません。 また、アプリは「開発したら終わり」ではありません。バグの修正は、契約内容に含まれているのが一般的です。アフターフォローのための保守契約を別途結んでいる場合、その契約期間中ならOSのバージョンアップにも対応してもらえます。しかし、新しい機能の追加や大幅なインターフェイスの変更などについては、別料金が発生する可能性が高いでしょう。予算オーバーになっても納得できるアプリが作りたいのか、予算内に収めることが大切なのかについて、企業としての姿勢を明確にしておきましょう。 開発に関する相談ができるか比較してみる アプリ開発の担当者となった人のなかには、業務については熟知していても、ITやプログラムなどについては詳しくないといったケースも少なくありません。見積もりを取る際の開発会社との交渉で、アプリのイメージを明確に説明できる人ばかりではないのです。そもそも、ITの分野には専門用語が多いため、意思疎通がスムーズにいかないこともあるでしょう。依頼者のイメージが明確になっていないと、見積もりもばく然としたものになりがちです。正確な見積もりが必要なら、できるだけ細部を詰めておかなくてはなりません。しかし、コンサルテーションも手がけている会社なら、たとえ依頼者のイメージがあいまいでも、基礎から一緒に考えてもらえるので安心です。開発経験の少ない担当者がゼロからアプリ開発を依頼する場合、開発サイドに良いアイデアがあるなら、積極的に提案してもらえるほうがありがたいでしょう。 こうしたことから、初心者にとって適切な提案や充実したサポートが受けられるかどうかは、開発会社選びにおける重要な比較・検討ポイントになるのです。ただし、その場しのぎの提案をしてくる開発会社も皆無ではありません。提案内容について充分検討したうえで、有用なものは契約内容にしっかり反映させることが大切です。これに加えて、コミュニケーションが取りやすく、気軽に相談できる関係が作れるかどうかも見逃せません。コミュニケーションがうまく取れないと、イメージ通りのアプリを開発するのが難しくなりがちです。そのため、いくら技術力が高い開発会社でも、専門用語を多用するなどして説明がわかりにくかったり、相性が悪くてコミュニケーションが取りにくかったりする場合は、契約を避けるほうが無難です。 心強いのはコンサルティングまでできる開発会社 アプリの開発にあたっては、作りたいアプリのジャンルで実績がある会社を選ぶのが基本です。アプリを成功させるカギは、開発会社選びにあるのです。アプリのアイデアはあっても開発力がないという場合は、コンサルタントまで依頼できる会社を選ぶと心強いでしょう。
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2018年12月10日
アプリ開発の費用相場は?具体的な費用の内訳と発注の流れ
事業アイデアがある人にとって、多くののユーザーに利用してもらえる可能性の高いWebやiPhone、Androidで使えるアプリの開発は興味深いものです。ユーザーにとって利便性の高いアプリを開発するためには、どのくらいの費用・期間が掛かるのでしょうか。また、どんなコンセプトを持って開発会社に相談すれば良いのでしょうか。ここでは、アプリ開発費用の相場とその期間、さらに発注の際の流れについて、具体例を挙げながら紹介します。 目次: アプリ開発にかかる費用にはどんなものがある? アプリ開発に必要な相場は目的ごとで違う 発注からアプリ開発までの一般的な流れ 契約期間はどれくらい?短期でもできる? 方向性が明確ではなくても発注は可能なのか アプリ開発にかかる費用にはどんなものがある? アプリ開発の費用は大きく以下の3つに分けることができます。 ソフトウェアの開発に掛かる費用 サーバなどのハードウェア代 保守メンテナンス代などの運用費 ソフトウェアの開発費用はアプリに搭載したい機能により工数に違いがでます。一般的には、同じようなアプリでも機能の数が多いほど、動作が複雑な機能ほど工数が増え、それに伴い費用も高くなる傾向があるでしょう。また、アプリを使用する際にサーバなどのハードウェアが必要な場合には、その費用が発生します。さらに、アプリを動作させる端末のOSのバージョンアップ対応や機能向上など、アプリをリリースした後にも保守メンテナンス代が発生するため、忘れずに予算に含めるようにしましょう。 アプリ開発に必要な相場は目的ごとで違う アプリ開発に実際どのくらいの費用が掛かるかというと、アプリの系統や種類によって費用や予算の幅が異なります。例えば、比較的費用の安いものでは、ショッピングカート系が100万~500万円くらい、カタログ、フリーペーパー系で150万~500万円くらい、ツール系なら200万~1000万円くらいが相場です。高度な機能が要求されることの多い位置情報SNS系では費用の相場も上がって500万~1500万円ほどになります。 同じ系統のアプリでも費用に幅があるのは、アプリ開発に搭載する機能の差による工数の違いや、アプリ開発を受注する会社によるものです。 Webアプリにするか、ネイティブアプリと呼ばれるスマートフォンやタブレット端末で使われるアプリにするかでも費用に違いがでるでしょう。 どんなアプリを、どの程度作り込むかによって金額に大きな違いがでるため、どんなアプリを開発するかという具体的な要件を正しく定義することが重要です。また、アプリ開発を依頼する際には複数の会社に見積もりを取ることで適切な費用を見極めることができるでしょう。 発注からアプリ開発までの一般的な流れ 発注からアプリ開発までの一般的な流れには次のようなものがあります。 まず、ミーティングを行い、どんなアプリが必要でどんな機能を搭載させるかについてヒアリングします。 次に、その結果に基づいてアプリを設計し、設計に従いプログラミングを行います。 プログラミングが終わると開発の最終段階です。 すべてのソフトウェア、ハードウェアを組み合わせて実際の運用環境を作り運用テストが行われます。 そして、運用テストにより見つかったバグなどはここで修正されます。 修正が終わるといよいよリリース申請です。 リリース申請とは開発したアプリをApp StoreやGoogle Play Storeに公開するための申請です。 そして、このリリース申請が通ると納品となります。 これらの流れやそれに掛かる期間、方法については、開発会社によって異なる場合もあるでしょう。 開発に掛かる期間は費用にも影響します。 また、納期を急いでいる場合などは流れ次第で短期で納品できる開発会社もあることから、見積もりの段階でどのくらいの期間を要するのかを確認するようにしましょう。 開発会社によって得意分野がある場合もあるので、過去の実績などから開発したいアプリの系統に合った開発会社を選ぶことも重要です。 契約期間はどれくらい?短期でもできる? アプリ開発では、一般的に人月計算によって費用が算出されます。 人月計算とは、「作業人数×月数(期間)」で計算される作業量のことです。 開発会社によっては、作業人数を変動させることによって、 1カ月、3カ月、6カ月、1年など希望に合わせて契約期間を選べる場合があります。 また、特にアプリの設計が終わった後のプログラミングをアウトソーシング、クラウドなどで作業分散して開発期間を短縮化している場合もあります。 しかし、この場合開発期間は短縮されてもその分作業人数が増えるため、必ずしも費用が安くなるとは限りません。 一般的には作業人数が増えれば増えるほど、コミュニケーションやマネジメントのコストが増え、 費用は高くなる傾向にあります。 実際には、プログラミングを行う期間よりも、設計や運用テストに掛かる時間の方が長い場合も多く、そこに時間を掛けることでアプリの精度も上がるため、時間の短縮ばかりをアピールしている開発会社には注意が必要でしょう。 また、開発期間を短くすると開発自体の難易度も上がる傾向があるため複数の会社に見積もりを取るとともに、どこに時間を掛け、どうやって時間を短縮しているのかにも注目してみるといいでしょう。 方向性が明確ではなくても発注は可能なのか アプリを開発する際には、そのアプリによってユーザーに何を提供したいのか、それによって開発する側にどんな利益があるのかといった目的をはっきりとさせておくことが重要です。 また、そのためにどんな機能が必要なのかも検討しておきたいところです。 さらに、似たようなアプリがあるのか、自社で費用を掛けてそれを開発する必要が本当にあるのかも再度確認してみましょう。 […]
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