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新たなカタチの予定管理ツール「TimeTree」を紹介、その人気の理由とは

TimeTreeとは?

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TimeTreeは株式会社TimeTreeが運営するアプリで、2015年に運営を開始しました。
「毎日に、新しい‟無くてはならない”を創る」という理念のもと開発され、実際に筆者である私も一年ほどこのアプリを使用させてもらっています。

TimeTreeの特色

運営を開始した2015年にはAppleによる「Best of 2015」に選出されています。2019年12月にはユーザー数2000万人を突破し、今や日本の中でも指折りのカレンダーアプリの一つとなっています。
TimeTreeは運営開始当初から、他のサービスとは違う運営方法をとっています。

共有に重点を置いたサービス

構想が練られ始めた時から、TimeTreeは家族や友人といったコミュニティでのスケジュール共有を前提として作られたサービスです。特に家族といった様々な年齢層が利用するコミュニティでは、アプリの使用は勿論、カレンダー共有の難易度もユーザーにとって便利なアプリかどうかを左右するでしょう。

Googleカレンダーと差別化できる機能を比較

TimeTreeのほかにも、スケジュール管理の出来るアプリはたくさん存在します。その中でも、仕事関連などに広く活用されているGoogleカレンダーは大きなライバルと言えるでしょう。今回は、そのGoogleカレンダーと差別化できる機能を四つ紹介します。

簡単な共有カレンダーへの招待

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TimeTree、Googleカレンダーのどちらも、共有のためのリンクを相手に送ることでカレンダーの共有が出来ます。
また、GoogleカレンダーではPCでのみ共有のためのリンクを作ることが出来るのに対し、TimeTreeではスマホで全ての動作を行うことが出来ます(PCでも可能)。

予定ごとに存在するチャット機能

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作成した予定の一つ一つで、チャット機能を使って会話をすることが出来ます。LINE等、他のメッセージアプリを使用して予定の詳細を決めるのでも充分なのですが、TimeTreeのアプリ内だけで全ての連絡を完結させることが出来ることで、他のアプリとTimeTreeを行き来するといったような手間が省けます。
Googleカレンダーでは搭載されていない機能ですが、連絡のツールとしてGmailがあることが関連しているのではないでしょうか。

日程だけが決まっていない予定をためておくキープ機能

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TimeTreeの中でも際立っているのがこのキープ機能。日程の決まっていない予定を「キープ」しておくことが出来ます。
個人的には友達や恋人との間では詳細のあやふやな予定が生まれることも多いため、かなり有用な機能である印象を受けます。

公開カレンダー

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Googleカレンダーでは、世界各国のカレンダー以外にも、ユーザー個人が自分のカレンダーの設定を一般公開にすることでリンクを持っているユーザーならば誰でもそれを閲覧できるようになっていますが、TimeTreeの公開カレンダー機能はGoogleカレンダーのそれとは少し違います。

TimeTreeでは、ユーザー個人個人がそれぞれ自由に公開カレンダーを作られる仕様にはなっていません。アプリ上で公開されるカレンダーはすべて運営によって作られたものになっており、東京オリンピックの競技日程やテレビのおすすめ番組表などがあります。

Googleカレンダーの公開カレンダーはコミュニティ単位の個人的予定を共有するという場面でかなり利便性の高い機能である印象を受けますが、TimeTreeのものは新たな楽しみとなる予定を作るためのツールとして有用なものなのではないでしょうか。どちらもそれぞれのユーザー層に寄り添った機能になっているというふうに思います。

考察

四つの機能を紹介しましたが、この全てに共通して言えるのはプライベート向けの機能になっているということではないでしょうか。

かえってTimeTreeはしっかりと予定を決めたり、LINE等ではなくメールを使って連絡を取り合うといったようなビジネス関連のスケジュール管理にはあまり向いていないと感じますし、完全に仕事のために使うのであればGoogleカレンダーで完結させてしまったほうが管理は簡単であるように思います。

なぜ多くのユーザーを獲得するに至ったのか

スケジュールを管理するためにサービスが必要とされる場面はビジネスが一番多い、というわけではありません。あるアンケートでは、スケジュール管理ツールを利用すると回答した人の中で「自分の仕事の予定」を管理している人が約五割であるのに対し、「自分のプライベートの予定」を管理している人は約六割となっています。

■参考:「スケジュール管理」に関するアンケート

TimeTree、Googleカレンダーと言ったようなサービスに限らず、広義のスケジュール管理ツールには仕事関連、プライベートという二つの用途において主に需要があります。

TimeTreeではプライベートの方向で開発を行い先述したような機能を充実させていきました。
ただこのようなサービスは前提として、「自分以外にも周りに利用者がいなくてはならない」というものがあります。TimeTreeはスケジュールを管理するためのアプリではありますが、だれかと予定を共有できるようにという理念を以て開発されたのであれば、これを避けて通ることは出来無いでしょう。
では、ユーザーがアプリを利用し始めるまでの道のりを、TimeTreeはどうやって簡潔にしたのでしょうか?

既存ユーザー視点の利便性向上

口コミ素材
まず第一に、これは先ほどにも書いたことなのですが、TimeTreeの運営当初は問い合わせに対して一切の定型文を使うことなく返信を行っていました。これが最終的にTwitterやFacebook等SNS上で、TimeTreeというサービスが如何にユーザーに寄り添って作られているか、運営されているかという口コミ増加につながった様です。
また、TimeTreeは定期的にユーザーを招いてオフィスパーティーを行っています。インターネット上だけでなく、直接顔を合わせてユーザーの声を聴く機会を設けることで、かなりユーザーの目線に寄り添って開発を行っていることが分かります。

招待ユーザー視点の利便性向上

先ほど触れたように、カレンダーの共有を前提として作られたTimeTreeでは、大方既存ユーザーがコミュニティ内のアプリ未使用者をカレンダーに招待するという形がとられます。ですから、自然とサービスを利用し始める際のハードルが大きなポイントとなってきます。
そこで、TimeTreeは会員登録をせずともすべての機能を利用できるようになっています。どのサービスにもよくあるサービス利用前の手順を省略させたことで、招待ユーザーから見た利用開始のハードルを低くしたとみていいでしょう。

全国放映のコマーシャル

運営開始から数年をかけて軌道に乗っていったTimeTreeは、2019年11月にCMを放映し始めました。内容はただアプリの機能紹介をするというわけではなく、実際にアプリを愛用するユーザーがどのように生活に活用しているかを重視したものとなっています。芸能人夫婦や有名YouTuberグループ等いくつかのパターンで製作されており、TimeTreeをまだ使っていない人にも、CMだけでアプリを利用した際のリアルな生活を届けています。

アプリをインストールし、利用され始めるのがゴールではないでしょう。そこから利用し続けてもらうために、TimeTreeは先述のようなプライベートに特化した機能を開発したり、多くのユーザーに快適さを与えるようなデザインを施しました。

そういったように、家族などの「老若男女すべての世代が一緒に属すコミュニティ」の全員が使えるような「やり易さ」、キープ機能やチャットなど、すぐにきっかりと決めずとも楽に予定を決めていける環境を作り出す機能を設計したことによる「やり易さ」を追求したことが、成功への道だったのではないでしょうか。

また、公式HPにて公開されているユーザーの事例では家族、カップルなどだけでなく仕事での例もあります。オフィスを構えているような企業では無く、水産業や美容室などの現場で重宝されていることが分かります。プライベートの場面においての「やり易さ」を追求した事で、仕事関連でのスケジュール管理にも一役買えるようなサービスとなっています。

■参考:TimeTree公式HP

まとめ

Googleカレンダーとの比較でわかった様に、スケジュール管理ツールというくくりの中では仕事関連とプライベートをメインに需要が二分化されていると感じます。もし仮にこれからカレンダーアプリの構想を練っていくとしたら、まずはどちらにユーザー層を絞っていくのかを判断していくというのは大事なことなのではないでしょうか。

TimeTreeはプライベートの方面に注力したことで多くのユーザーを獲得できたのではないかと考察しましたが、逆に仕事関連で使うことをメインに想定して開発されたスケジュール管理ツールがあれば便利かもしれませんね。

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