インフルエンサーとPRしてほしいホテルをマッチングするサービス、SOCIALPORT開発

バリーズ株式会社様のインフルエンサーマッチングサービス、SOCIALPORTの追加開発を担当致しました。バリーズ株式会社様の事業の軸として運営されているTabiMUSEのコミュニティのユーザー規模は10万人超。代表取締役の野々村さんに今回開発運営されているSOCIALPORTについて、サービス開発に対する考えや今後の想いについて伺いました! (インタビュアー:株式会社オプスイン倉本 真基也、代表取締役 狸塚 大樹)
ホテルブランドとインフルエンサーを繋ぐマッチングプラットホーム、SOCIALPORT
倉本:
本日はオプスインに開発を委託いただいているホテルブランドとインフルエンサーを繋ぐマッチングプラットホーム、SOCIALPORTを運営されております、バリーズ株式会社代表取締役、野々村 菜美さんにお越しいただきました。本日はお忙しい中、お時間頂戴しましてありがとうございます。野々村:
よろしくお願いします。狸塚:
よろしくお願いします。倉本:
まずは簡単にバリーズ様のご紹介をいただけますでしょうか?野々村:
はい、私達は海外旅行に特化したコミュニティメディア「TabiMUSE」を軸に事業展開しており、書籍や雑貨などのプロデュース事業、イベント事業、ツアープロデュース、これまでのメディア運営の経験を元にマーケティング事業など“旅”を軸に様々な事業を展開しております。 ”ありきたりなパッケージツアーではなく、この先何年経っても、素敵だったと思える、 まるで人生のコレクションに刻まれるような旅体験を提供したい”という想いを持ってサービスの運営を行なっております。バリーズ株式会社 https://www.valise.jp
TabiMUSE https://tabi-muse.com/
SOCIALPORT https://socialport.jp/
倉本:
ありがとうございます。それでは、今回追加開発として弊社がアサインさせていただいたSOCIALPORTについてお伺いします。 まず、SOCIALPORTのサービスの概要と仕組みをお伺いできますでしょうか?野々村:
はい、SOCIALPORTはホテル、旅館などの宿泊施設向けでは、国内初のインフルエンサーマーケティングのサービスです。 SOCIALPORT上で、ホテル・旅館は相性のいいインフルエンサー(=インスタグラムなどのSNSで影響力のある方)とマッチングします。ホテルサイドは施設をインフルエンサーに無料で宿泊してもらい、その代わりにインスタグラムなどのSNSで、自らのホテルについてのことや宿泊した感想などを投稿、PRしてもらいます。
バリーズ株式会社 代表取締役 野々村 菜美様
倉本:
なるほど。野々村:
実はホテル・旅館などの宿泊施設で、まだインフルエンサーマーケティングという手法はまだこれからで、インフルエンサーさんに自社ブランドのPRを依頼する手法が広がる中、まずSNS上でそれぞれのホテルブランドに合うインフルエンサーの方と出会う場がこれまでありませんでした。 SOCIALPORTではインフルエンサーさんのプロフィールが見える化されており、各ホテルブランドに合うインフルエンサーさんにPRのオファーをすることが可能で、効率的にインフルエンサーマーケティングが行えます。倉本:
そうなんですね。最近になってインフルエンサーマーケティングというワードはよく聞くようになりましたね。野々村:
はい、化粧品とか食品などの消費財のインフルエンサーマーケティングというのは大分普及してきているんですが、かたやホテル・旅館などの宿泊施設、旅行業界はこれからですね。そういう中では、ようやくやらなきゃいけないっていう意識が業界に芽生え始めてきたと思います。倉本:
なるほど、それではSOCIALPORTを利用するメリットについてもう少しお話し頂けますか?野々村:
ご存知の通り、デジタルマーケティングのなかでも特にSNSっていつも投稿がフローじゃないですか。要は新しいものがどんどん下に流れて古いものに押し流されるタイムラインの中で表示されていくものなので、継続的に情報発信していかないと効果がないと。広告代理店に依頼して数百万の大きな一発花火を打つっていうのは実は合っていないと思うんです。
そういう意味では安価に継続的に情報発信していく必要があり、webサービス、我々SOCIALPORTというwebサービスにすることによって省力化して、安価な料金体系においてインフルエンサーを使ったPRが簡単にできるという利便性を提供しているというのが、まずポイントでしょうかね。
倉本:
時代の変化が早い中で、ホテル業界内でいち早く展開されたSOCIALPORTはいいですよね!実際のホテルさんの反響はいかがですか?野々村:
時代の流れとして、SNS、インフルエンサーを活用したPR戦略をいち早く取り入れる事ができている点について喜んでいただいておりますし、いいねやコメントというエンゲージメントが計測できるという点も、ホテル・旅館さんからしてはポイントに感じていただいているようです。倉本:
嬉しいですね。これからインフルエンサーマーケティングが浸透してく中で、いち早くキャッチできているというのは、SOCIALPORTを利用されているホテルさんにとっても競合との大きな差になるかもしれませんよね。野々村:
そうですね。ありがたい言葉もたくさんいただいているので今後の励みになります。引き継ぎ開発のキャッチアップが早く的確
倉本:
ありがとうございます。次にSOCIALPORTの開発のところでお伺いしたいんですけども、今回外部の開発委託先の会社としてオプスインを選んでいただきました。これまでいくつか外部に開発を依頼されてきたと思うのですが、弊社を選んでいただいたポイントは何だったのでしょうか?野々村:
まずは狸塚さんの信頼感ですかね。 社長が過度にいいことを言うばかりではなくて、控えめなんだけど自信に溢れた営業スタイルに安心感が実はあって、それを最初お会いした時から感じていました。 どの会社さんも仕事を取りたいからっていうのがあって、前のめりにニコニコいいことばかり言う会社さんもすごく多いんですけど、狸塚社長は決して別にニコニコは率先してしなかったというか(笑)ただ一つ一つの技術的なコメントが信頼感があり、決して前のめりにがっつく訳ではなく、冷静に淡々とサービスに対しての的確な指摘が多かったので信頼感はあったかなあと思っています。
狸塚:
ありがとうございます。ちょっとニコニコしてないといのは今後の課題かと思うのでそこは改善したいと思います。(笑)野々村:
それはそれでいいと思いますよ。あとは、ホームページもピントがあっていてポイントをしっかり押さえていらっしゃっていて私達のニーズに合っていましたね。月額定額でお仕事していただけると言うのがわかりやすかったです。倉本:
ありがとうございます。今回新規の開発ではなく引き継ぎのの開発だったんですけども、実際開発を依頼されてみていかがでしたか?野々村:
まず、人が開発したものに取り組むのって苦労があると思うんですよ。やっぱり、いろんな人の手癖があって前の人が書いたコードをどういう意図があって書いたのかを読み取っていくっていうのはすごい難しいと思うんですけど、そこのキャッチアップが早かったなあと思ってます。スムーズに移行できたかなと思ってます。これは別の話なんですが、元々うちの会社でやっているメディアでTabiMUSEっていうのがあって、そのリニューアルで実は開発会社を変更しようっていう話があったんです。そこで、違うベンダーさんに改修の相談をしていました。ただ結構、前の方が書いたコードを読み込むのに時間がかかったりとか、飲み込み力が低かったりが多かったりするのもあったりして、人が開発したものに取り組むのって難しいんだなと思いました。その後、オプスインさんの場合では引き継ぎ開発のキャッチアップが的確ですごく早かったなと思っています。
狸塚:
ありがとうございます。励みになります。野々村:
あとは体制がしっかりしていらっしゃいますよね。PMに狸塚さんがいらっしゃっていて、テスターさんがいて、開発の方ががいらっしゃって、このチームのフォーメーションがうまくワークしていて結構スムーズですね。こちら側が伝えたものを的確に読み取って、すぐ着手していただいて、時間を待たずに出来上がっている。むしろうちの方が押し込まれている(笑) でも、むしろこれってすごくいいことじゃないですか。クライアントが押し込まれるっていう、それぐらいのスピードがあるのが楽しいですよね。狸塚:
ありがとうございます。ご対応いただいたバリーズさんの窓口の方がリテラシーのある方だったからスムーズにいけたというのもあると思います。Backlogへの要望の上げ方がわかりやすく書いていただいて助かります。野々村:
また開発の稼働量とかその時に応じて変動させていただいている点も感謝しています。オプスインさんはフレキシブルに、それこそ一週間前とか(笑)来月ちょっと増やして欲しいとか減らして欲しいとか応じていただいているので、すごいありがたい限りですね。狸塚:
そうですね。そこはベストエフォートでといいますか(笑)なるべくというところで対応させていただいているというところではあります(笑)野々村:
まあそうですよね。(笑)タイミングの問題もあるでしょうし。うちに関してはベストエフォートで構わないのでっていうところでとても感謝しています。SOCIALPORTの今後の展望
倉本:
ありがとうございます。それでは、最後にSOCIALPORTの今後の展開についてお聞かせください。野々村:
今ってSOCIALPORTはトラベルインフルエンサーと出会う場所をご提供しているに過ぎないんですけど、SOCIALPORTってそれで終わろうとはしていないんですね。 「全ての旅人は誰かのインフルエンサー」だと思っているので、もっと層を厚くしていこうと思っているんですよ。例えば、インフルエンサーでなくても、普通の旅行が好きな人もどんどん会員登録をしてもらって、かたやホテル、旅館さんに加えて旅行業界全体の人達が使ってもらうSaasサービスにしようと考えています。
要はインフルエンサーだけではなく一般の旅行者を巻き込んで、よりたくさんの口コミを生んで、プラットホームの規模ももっと拡大していこうと考えています。
倉本:
具体的な施策についてお聞かせいただくことは可能でしょうか?野々村:
はい、旅行者はどんどん旅行の履歴登録をします。かたやホテル企業側は旅行者の旅行履歴を見て、自分のホテルに合う人達に対して直接プッシュでオファーを提案できるようにしたりですとか。旅人カルテみたいなものにしていきたいなという風に考えています。今って例えばホテルでいうと、自分のところに泊まってもらった方々は、顧客台帳みたいなのが出来上がって、せいぜい名前と住所と電話番号しかカルテとして持っていないんですね。
SOCIALPORT上に提供されている様々なデータベースがあって、その中から自分たちのホテルに泊まってくれそうな方、例えばSOCIALPORTがAI分析して、ホテル側に「この人はあなたのホテルに泊まってくれる可能性が97%ありますよ」みたいに自動で提案して、その人へピンポイントに宿泊費50%OFFのオファーを出せる機能など、そういうマーケティングプラットホームにしていきたいと思っていますね。
AIとスコアリングと動画を機能に。そこを是非オプスインさんにはご協力いただきたいというのが今年の抱負でございます。
倉本:
ありがとうございます。是非よろしくお願い致します。今後の発展が楽しみですね!野々村:
はい、引き続き開発をよろしくお願いします。倉本:
本日はお時間頂戴してありがとうございました。野々村:
ありがとうございました。狸塚:
ありがとうございました。