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2020.3.17

オーディオブック市場とこれからのニーズについて

オーディオブック市場は現在急成長中

音声メディアといえば、一昔前はラジオという印象が強いでしょう。しかし今、インターネットが普及しデジタル化が進んだことで、様々な音声コンテンツを発信している音声メディアやプラットフォームが登場しています。またAIスピーカーやスマートスピーカーといった技術向上による後押しも市場の成長を支えていると言えるでしょう。音声メディアと言っても様々な種類がある中で、今回はオーディオブックサービスについてみていきたいと思います。

オーディオブックとは

オーディオブックとは本を音声で聴くことのできるサービス。ナレーターやプロの声優が朗読した本が聴くことができ、文字を読むのが難しい場合や移動時間中などにながら読書をすることができるのが大きな特徴です。

オーディオブック市場について

日本においてはオトバンクによって2007年に開始したオンラインストアが先駆けとみられていて、スマートフォンの普及やamazonの参入により市場が形成され、2024年度には約260億円規模の市場になると見込まれています。一方、アメリカでは2018年にはすでに1000億円を超えていて、アメリカの5人に1人はオーディオブックを聴いているという調査結果もあるようです。
 
■参考:Audio Publishers Association Survey: Nearly $1 Billion in 2018 US sales

■参考:One-in-five Americans now listen to audiobooks

メリット

ながら聴きができる

これは音声サービスの最大の特徴でもあります。家事や運転中、通勤中など、他の作業をしながら視聴することができ、音声でながら聴きできるのは、現代のスマホユーザーにとってはとても相性が良いです。

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気軽に様々な本に触れることができる

ナレーションを担当するのがプロの声優やナレーターであったりするので聴きやすかったり、読書が嫌いな人や苦手な人でも音声で聴くだけという気軽さから、始めるハードルがさがります。

電子書籍なので、スペースを取らない

オーディオブックも電子書籍と同様に紙や本のようにスペースを取らず、スマホ一台でいつでも、どこでも聴くことができます。

実際のサービス

●audiobook.jp

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2万5000冊以上の本を有しており、国内最大のオーディオブックサービスで2019年には会員数100万人を突破しています。様々なジャンルの本をオーディオブックとして提供する一方で、月額750円での聴き放題のサブスクリプションサービスを提供しているのも大きな特徴です。また近年では法人向けサービスとして「audiobook CAMP」をリリースし、そして、さらなるコンテンツの強化のためにpodcastとの連携も開始しています。
 
■参考:新社会人・若手ビジネスパーソン対象の月額サブスクサービス
■参考:オーディオブック配信「audiobook.jp」会員が100万人を突破

●audible

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amazonが2008年に買収したオーディオブックサービスです。40万冊以上のラインナップが用意されており、月額1500円を払って付与される1ポイントで好きなタイトルを購入する形式です。また会員になると、「audible station」というサービスを無料で利用することができます。audibleの特徴として充実したラインナップや「audible station」といったコンテンツの豊富さが挙げられる一方、視聴機能が非常に細やかであるところも挙げられます。

・ブックマークで自分の気になるところにメモを残せる(ブックマークは一覧で確認できる)

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・ドライブモードの画面では、運転中でもボタンを押しやすいように画面表示を簡素化してある

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(左:通常モード,右:ドライブモード)

 ・スリープタイマー(章の終わり、カスタマイズなど細かく設定可能)

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その他の機能についても、利用してみてとても使いやすい印象を受けました。

●kikubon

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上の2つのサービスのような作品数はないものの、コンテンツを人気や話題の小説、SFやミステリーを中心とした小説や本に特化したオーディオブックサービスとしてとても興味深いものです。小説などのカテゴリーに特化していることもあり、ここでしか聴くことのできない音源やコンテンツが数多く、小説好きな人にはとても楽しめるサービスとなっています。

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まとめ

今回は音声メディアの中でも特にオーディオサービスについて見ていきましたが、数多くのタイトルを取り揃えるサービスもあれば、「kikubon」のようにカテゴリーを絞りそれに特化したサービスもあることがわかりました。1つのサービスで全ての本を包含することは不可能です。本は無数に存在し、また日々新しいものが出版され、それを音声化していく作業はとてもコストがかかります。カテゴリーを絞れば個別に今後も新しいサービスが立ち上がるかもしれませんね。はたまた、音声技術が向上して機械が声優やナレーターの技術をカバーできるようになれば、もっとたくさんの本をオーディオブック化できるかもしれませんね。
 
■参考:新たな音声メディアとしてのVoicyの魅力について、podcastとの比較で考察

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