事業アイデアがある人にとって、多くののユーザーに利用してもらえる可能性の高いWebやiPhone、Androidで使えるアプリの開発は興味深いものです。

ユーザーにとって利便性の高いアプリを開発するためには、どのくらいの費用・期間が掛かるのでしょうか。また、どんなコンセプトを持って開発会社に相談すれば良いのでしょうか。

ここでは、アプリ開発費用の相場とその期間、さらに発注の際の流れについて、具体例を挙げながら紹介します。

アプリ開発にかかる費用にはどんなものがある?

目次:

 

アプリ開発にかかる費用にはどんなものがある?

アプリ開発の費用は大きく以下の3つに分けることができます。

  • ソフトウェアの開発に掛かる費用
  • サーバなどのハードウェア代
  • 保守メンテナンス代などの運用費

ソフトウェアの開発費用はアプリに搭載したい機能により工数に違いがでます。

一般的には、同じようなアプリでも機能の数が多いほど、動作が複雑な機能ほど工数が増え、それに伴い費用も高くなる傾向があるでしょう。
また、アプリを使用する際にサーバなどのハードウェアが必要な場合には、その費用が発生します。

さらに、アプリを動作させる端末のOSのバージョンアップ対応や機能向上など、アプリをリリースした後にも保守メンテナンス代が発生するため、忘れずに予算に含めるようにしましょう。

 

アプリ開発に必要な相場は目的ごとで違う

アプリ開発に実際どのくらいの費用が掛かるかというと、アプリの系統や種類によって費用や予算の幅が異なります。

例えば、比較的費用の安いものでは、ショッピングカート系が100万~500万円くらい、カタログ、フリーペーパー系で150万~500万円くらい、ツール系なら200万~1000万円くらいが相場です。
高度な機能が要求されることの多い位置情報SNS系では費用の相場も上がって500万~1500万円ほどになります。

同じ系統のアプリでも費用に幅があるのは、アプリ開発に搭載する機能の差による工数の違いや、アプリ開発を受注する会社によるものです。
Webアプリにするか、ネイティブアプリと呼ばれるスマートフォンやタブレット端末で使われるアプリにするかでも費用に違いがでるでしょう。

どんなアプリを、どの程度作り込むかによって金額に大きな違いがでるため、どんなアプリを開発するかという具体的な要件を正しく定義することが重要です。
また、アプリ開発を依頼する際には複数の会社に見積もりを取ることで適切な費用を見極めることができるでしょう。

アプリ開発に必要な相場は目的ごとで違う

発注からアプリ開発までの一般的な流れ

発注からアプリ開発までの一般的な流れには次のようなものがあります。

まず、ミーティングを行い、どんなアプリが必要でどんな機能を搭載させるかについてヒアリングします。
次に、その結果に基づいてアプリを設計し、設計に従いプログラミングを行います。

プログラミングが終わると開発の最終段階です。
すべてのソフトウェア、ハードウェアを組み合わせて実際の運用環境を作り運用テストが行われます。
そして、運用テストにより見つかったバグなどはここで修正されます。

修正が終わるといよいよリリース申請です。
リリース申請とは開発したアプリをApp StoreやGoogle Play Storeに公開するための申請です。
そして、このリリース申請が通ると納品となります。

これらの流れやそれに掛かる期間、方法については、開発会社によって異なる場合もあるでしょう。

開発に掛かる期間は費用にも影響します。
また、納期を急いでいる場合などは流れ次第で短期で納品できる開発会社もあることから、見積もりの段階でどのくらいの期間を要するのかを確認するようにしましょう。

開発会社によって得意分野がある場合もあるので、過去の実績などから開発したいアプリの系統に合った開発会社を選ぶことも重要です。

 

契約期間はどれくらい?短期でもできる?

契約期間はどれくらい?短期でもできる?

アプリ開発では、一般的に人月計算によって費用が算出されます。

人月計算とは、「作業人数×月数(期間)」で計算される作業量のことです。

開発会社によっては、作業人数を変動させることによって、
1カ月、3カ月、6カ月、1年など希望に合わせて契約期間を選べる場合があります。

また、特にアプリの設計が終わった後のプログラミングをアウトソーシング、クラウドなどで作業分散して開発期間を短縮化している場合もあります。

しかし、この場合開発期間は短縮されてもその分作業人数が増えるため、必ずしも費用が安くなるとは限りません。

一般的には作業人数が増えれば増えるほど、コミュニケーションやマネジメントのコストが増え、
費用は高くなる傾向にあります。

実際には、プログラミングを行う期間よりも、設計や運用テストに掛かる時間の方が長い場合も多く、そこに時間を掛けることでアプリの精度も上がるため、時間の短縮ばかりをアピールしている開発会社には注意が必要でしょう。

また、開発期間を短くすると開発自体の難易度も上がる傾向があるため複数の会社に見積もりを取るとともに、どこに時間を掛け、どうやって時間を短縮しているのかにも注目してみるといいでしょう。

 

方向性が明確ではなくても発注は可能なのか

アプリを開発する際には、そのアプリによってユーザーに何を提供したいのか、それによって開発する側にどんな利益があるのかといった目的をはっきりとさせておくことが重要です。

また、そのためにどんな機能が必要なのかも検討しておきたいところです。
さらに、似たようなアプリがあるのか、自社で費用を掛けてそれを開発する必要が本当にあるのかも再度確認してみましょう。
その上でアプリを開発する必要性があると判断したなら、一度開発会社に相談してみるのがおすすめです。

しかし、アプリを開発する際にはおおまかな要件が決まっていても、細かい部分のアイデアが固まっていない場合があります。

ただ、そのような場合でもアプリ開発の発注は可能です。
多くの場合、アプリ設計前のミーティングで自社アイデアについて説明することで設計に組み込むことができるか専門的な判断を仰ぐことができるでしょう。

また、開発の途中で新たに機能を追加したい場合にも作業時間で清算することで方向性の変化に対応してもらえる場合もあります。

開発したいアプリの構想がはっきりとしていない場合には、発注前にこうした変化に柔軟に対応してもらえるかどうかを事前に確認してみるといいでしょう。

 

柔軟性を持ってサポートしてくれる開発会社を

アプリ開発の費用にはアプリの系統によって相場がありますが、実際の費用や期間は開発会社によってかなりばらつきがあります。

そのため、契約期間や契約方法など、柔軟性のあるアプリ開発会社に発注すると、予算や目的などのニーズに合わせやすいでしょう。
また、何を開発するかによって大幅に費用が変わる可能性があるため、開発を始める前に開発内容を相談できる環境があることも重要です。

そして、アプリは開発、公開後も保守・メンテナンスなどの運用費用が掛かることを見落としがちなので注意が必要です。

開発会社を選ぶ際には同じようなアプリの開発の実績のある会社を選び、開発に掛かる費用や期間など、複数の会社に見積もりを取ることをおすすめします。
開発期間を短縮したい場合には、作業人数を増やすのか、運用テストには十分な時間が確保されているかといった、期間短縮方法にも気を付けてみてください。